2009年10月10日

チチャロン(chicharron)

 コロンビアでは何か問題があると『チチャロンがある。(hay un chicharron.)』と言います。チチャロンとは豚の皮とその周りの油の部分を揚げた強烈に太ってしまいそうなコレステロールの塊のような食べ物です。でもうまい。

 で、なぜかコロンビアでは問題が発生すると『チチャロンがある。』という、変な話ですよね、日本語では例えば『ここに豚の角煮がある。』=『問題がある。』ということになるんですが、今週はチチャロンだらけの日々です。

 まずは月曜日の拳銃強盗遭遇・・・。

 そして今週末に開催される予定やったボゴタでの大会・・・。

 この大会はもともとコロンビア野球連盟が毎年開催しなくてはいけない大会をコロンビア野球連盟がどこかでmalgastar無駄遣いしてしまったため今年は開催しない。そこでそんな子供たちを不憫に思った首都ボゴタの野球連盟が、『ボゴタで大会を代わりに開催し、食事・宿泊は全額ボゴタが全県分持つので交通費だけ出してきてほしい。』と粋な計らいをしてくれました。やるやんボゴタ。さすがは首都。

 この話がうちの県の野球連盟から僕の所に来たのは10日ほど前、『トモ、大会についていってほしいからトモの分の航空券をJICAにお願いしてもらえないか?子供たちはバスで行くがトモは飛行機じゃないといけないだろ?』と、しかし僕は一旦、わかったとだけ言ってこの話を一度はシカト。なぜならどうせ『やっぱいかなくていい。』って80%くらいの確率で言うから。

 そして2日後、『やっぱりトモは行かなくていい。他のコーチがボゴタに行かなければならない用事もあるから行ってもらう。』ほらみたことか。言わんで正解(笑)。

 と、思ってると次の日『それでトモ、ボゴタへの許可はでたのか?』と。は??あんた昨日おれにいかんでええゆうたやないですか?頭大丈夫ですか??そんな昨日のことは忘れて今日の都合で生きるあなた最高。

 しゃあない、聞くか??

 JICAに書類を書き、即日許可してもらい航空券も予約依頼。

 出発前々日、『他の県はどこも行かないと言い出した。』との情報が入る。行くかも、なんて言っといて行かない無責任どもめ。『どうしよう??』って言われる。おれに聞くな!!『でも行こうやないか、例えボゴタしかいなくても他の県と試合ができるのはいい機会や、ボゴタも準備してくれてるし、各自バス代100,000ペソ(5,000円)だけ払えばいい。これはいいチャンスや。』

 そして出発前日、多数の親がお金を払わないと言う。お金がないわけではなくボゴタしかいないのに払う価値はないみたいな・・・。結局野球協会は行かないと判断する。

 しかし、日本遠征のビザの手続きもあるので誰かがボゴタには行かないといけない。JICAにお願いして大会はなくなったが、他の目的があるのでこのままトモをボゴタに行かせてほしいと依頼するように野球協会に言われる。朝1時までかかって書類を書きなおす。

 翌朝、要するに出発の当日朝、JICAがOKを出してくれる。他の業務もあるのでOKと。それを会長に伝える。『わかった』と言われる。

 航空券をインターネットでチェックインする。

 会長からまた電話が来る。『トモ、他のコーチがやはりボゴタにどうしてもいかなければならないから、あんたはボゴタに行く必要はない。キャンセルしなさい。』と言われる。は??マジ意味わからんから。付き合ってられへんわ。だってビザのためのJICAからのレターは誰から受け取る?週明けに行くといってるコーチがボゴタに行く可能性はどうせ100%じゃない。どうせまた中止とか言い出す。その時の都合でものを言わず、全体を考えましょうよ。。。

 と、いうことで強引にボゴタへ上京。事務所で強盗事件や後任について、また日本遠征の話もできたし、ビザの手続きも順調。今週は3連休、ゆっくり休みますか??いやいややらなあかんことがいっぱいある〜。
posted by 魚 at 22:35| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月06日

拳銃強盗に遭いました

 こんにちは。毎日いろいろなことがおこるコロンビアです。

 月曜日は練習がいつもより早く夕方6時半に終了(通常は8時半に終了)したので、バスで近所まで帰り近くのスーパーで買い物をして、家までの500メートルの道のりを歩いていました。

 まだその時点で7時半、大通りですぐ近くに百貨店もあり人通りも多い中、突然待ち伏せしていた20代の男に『携帯電話をよこせ』と言われる。よく見ると手には拳銃が握られている。

 相手も慣れていない様子で一瞬戦うか逃げるか考えたが、もし拳銃が本物で撃たれて命を落としては元も子もない。携帯電話を渡すと、『金を出せ』という、従おうと腹巻をまさぐるが5,000ペソ(250円)しか入っていない。犯人に申し訳ないがそれを渡す。あまりに少なくてキレて撃ってきたらどうしようと渡しながら考えた。むしろ『ATMに行けばもう少しおろせるけど。』と言おうとしたら、犯人は握りしめた額を確認もせず自転車に乗って逃走。

 とりあえず、こちらに銃口を向けることもなく、怪我ひとつ、恐怖心もあまり感じずにすんで本当によかったです。

 犯人は同年代かもう少し若いか。憎しみはわかず、むしろ同じ年数を生きてきても環境によっては加害者側と被害者側にわかれるのかと感慨深くなりました。『拳銃強盗なんてやめて、おごるから一緒に酒でも飲みに行こうぜ。』と言いたくなるような。

 ここカリ市はコロンビアでも危ない街と言われ犯罪件数も多いのも確かですか、自宅近くのかなり安全な地域で、しかもまだ人通りの多い7時半に狙われたのには驚きました。

 しかしこれからも通常帰宅は夜9時から9時半。やっぱり日が暮れたら無線タクシー(流しのタクシーもよく強盗になるらしい)での帰宅をするべきですね。

 JICAコロンビア事務所のみなさんが親切に対応してくださってほんまに助かりました。

 みなさん今後ともどこにいても気を引き締めて生きていきましょう。
posted by 魚 at 22:24| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月04日

この人ら何考えて生きてるんやろ?



 コロンビアに来る前、9か月アフリカにいた僕はコロンビア人と接してまあまあまともやんと最初は思っていました。それだけガーナはすさまじかったのかもしれませんが、コロンビア人の言動・行動もよくよく考えてみると日本人には到底理解できないことも多々あります。

 1年半見てきて、コロンビア人の基本的言動・行動パターンは以下の3つに分けられます。

@自分は完璧な人間であって、絶対に失敗することなどはあり得ない。
A相手のおかれている状況や全体のことなどは考えず自分がしたい行動をとる。
B計画は立てずに、思いつきで行動する。やりたくないことは明日に回して、明日には忘れてしまう。

 この3つがなかなか強烈で慣れるまでには相当時間がかかります(僕はまだ慣れていませんし、慣れたくもありませんが)。

 まず@『自分は完璧な人間であって、絶対に失敗することはありえない。』この考え方は野球をするにおいてかなりネックになっていると思われます。まず自分は完璧だと思っているので(余裕でメジャーリーガーになれると思っているので)、まず練習をあまりしません。見逃し三振をして帰ってくると必ず言うのが『あれはボールだった』。たしかにそうです、彼らは失敗しないんですから、彼らがバットを振らずに見送ったということはボールなんです(笑)。よって反省もせずに、また次の打席も見逃し三振をして帰ってきます。

 悪送球をした場合に理由を聞くと『風が勝手にボールを運んで行ったんだ』、ゴロを取り損ねたら『ボールが跳ねたんだ。』もちろん彼らがグラウンド整備をすることはありません。練習に遅刻するのも当たり前、その場合の理由は渋滞か『バスがおれの前を止まらずに通り過ぎて行ったんだ。』、ならばもう少し家を早く出ようという気は一切ありません。

 そもそもスペイン語の言い回し自体が日本語に比べると少し変わっていて、忘れ物をした場合は日本語では『(私が)帽子を忘れました。』もしくは『忘れてしまいました。』と自分が主語になるのに、スペイン語では『帽子が私に忘れられた。』と帽子が主語になり忘れた私は悪くなく、忘れられた帽子が悪いんだ(?)みたいなオーラがどことなく感じられます。

 この言い回しは他の場合にも使い、物を落とした時も『ものが私から(勝手に)落ちていった。』、約束をすっぽかしても『約束が(勝手に)私を通り過ぎて行った。』みたいに主語が自身ではなく、どこか私は悪くないオーラがスペイン語の中にムンムンと漂っています。もしかしたら泥棒も捕まったら『勝手にお金がおれの手の中に入ってきた。』とでも言うのかもしれません。とにかく自分が完ぺきと思っている人たちを相手に指導するわけですから、そりゃ並大抵のものではありません・・・。

 もちろん学校のテストで見直すこともありません。だって完璧なんですもん。

 Aの相手のおかれている状況や全体のことを考えず自分がしたい行動をとる。これの最も顕著な事例が、外国人の僕に道を聞いてくることです。ほんまに毎日のように、少なくとも週に2・3回は道を聞かれたり、バスの乗り方や行き先を聞かれます。『○○のクリニックはどこにあるんだ?』『○○に行きたいんだけど、どのバスに乗ればいい??』『ここは何通りだ??』などなど。でもよく考えてください。僕は思いっきりアジア人の顔してますよ。日本で日本人が道端にたくさん人がいるのに、よりによってたまたまいた外国人にしかも日本語で道聞いてるやつがおったら、ちょっと頭おかしいですよね。そんなことが日常的に起こるコロンビア、最高です(笑)。しかもたまに答えている自分にも笑えます。

 そしてそして、バスやエレベーターの乗り降り。日本では降りる人が先、乗る人は降りる人が降りてからというのは基本中の基本ですよね。ところがどっこいコロンビア人はそんなことはおかまいなしです。昨年カリ市にも首都ボゴタに続いて専用レーンを走る2連結のバス(その名もMIO日本語で私のもの)が開通しました。バスですが専用レーンを走り、乗り降りは日本の電車のように改札を通ってホームで行います。これがまた、けっこう混むんですが、乗り降りのマナーは皆無です。降りる人は降りる人でのんびりしてるし、乗る方は乗る方で混んでるからどうせ座る席もないのに、猛アタック。当然ドア付近はごった返し。最高です。降り損ねてドアが閉まりそうになったら運転手に怒るし、飛び乗りしようとしてドアが閉まった場合は日本人はヘラヘラ笑いますが、コロンビア人は手を振り上げて怒ります(これ昨日発見しました)。

 あ、日本人にとってはこれまた基本中の基本、ハサミを渡すときは刃を自分の方に向けて。コロンビア人は刃を思いっきり相手に向けて、カッターも刃を出したまま相手に向けて渡してきます。日本てそういう当たり前のことが当たり前にできて、つくつぐ日本人でよかったと感じるところですね。

 あ、周りを気にしないので街中でも、バスの中でも、スーパーのレジで並んでいる間ですら恋人や夫婦は熱烈抱擁&キスも当然です。周りは見えてませんから(笑)。

 そしてBは途上国お得意のやつですよね。計画は全く立てずいつも直前で大慌て。現在コロンビア野球連盟がプエルトリコで開かれる小学生のアメリカ大陸大会に向けて準備・選抜チームの練習をしているようですが、プエルトリコはアメリカ領のため当然アメリカビザが必要。アメリカビザは首都ボゴタに行って(子供たちなので親も同伴で)、面接を受けなければいけない。大会は今月17日からなので遅くとも15日には出なければいけない。なのにまだ面接日の予約もしてなければ、ボゴタまでのバス代がなくイベントをして稼いでいるところ、通常アメリカビザ取得には面接から1週間から10日間はかかると思われるのに、ほんまに行けるんか??みなさんほんま暢気なもんですな〜。

 そしてそれもこれも、なぜ遅れるかというと、やりたくないことは明日に回して、明日には忘れてしまうから。いつやるんだ?って、きくと明日だと答える。で、次の日聞くとまた明日だと答える。それが永遠に続く。明日の明日は、いつまでたっても明日です。

 まあ、そんなはちゃめちゃコロンビアやのに、みんな幸せそうに、時にはケンカしながら日本人よりイキイキ楽しく生きている。こればっかりは不思議でしょうがない。そしてみんな幸せやと口ぐちに発する。そして何よりコロンビアをこよなく愛している。まあ、自分は絶対失敗しないコロンビア人ですからコロンビア人として生まれたことこそが最高の成功なのでしょう。

 あ、日本遠征に連れて行く学年は僕の指導の影響かどうか、時間通りに来て練習もだいぶするようになってきました。これって彼らにとってはいいのかどうか・・・。
posted by 魚 at 06:13| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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