2009年05月22日

第2回 コパ・デ・トモ終了

 5月のカルタヘナはとりわけ暑い。そんなカルタヘナをもっと熱くしたくて第2回コパ・デ・トモ開催。

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 この大会の目的は“buscar disciplina en los atretas menores para una formación integral”野球を通じて青少年に規律を学んでもらい、人生の生き方を習得する(壮大です)。

 3月に開催した第1回の中学生バージョンで、ルールは日本人にとっては簡単。道具を投げない、審判に文句を言わない、組み合わせ抽選会に無断欠席しない。それらに対しては減点。

 しかしこれがコロンビア人たちにとっては普段当たり前の行動だから大変なんですよ。第1回大会ではスコンスコン気持ちいいくらいヘルメットが飛び、多くのチームが抽選会を無断欠席。

 おかげで優勝したのは対して強くないけど相手の減点でどんどん勝ち進んだチームでした。

 しかし2回目ともなるとコーチたちもわかっています。しつこいくらいに『抽選会はいつどこで何時だ』ときいてくる。

 試合前のミーティング『絶対ヘルメット投げたらだめだぞ!!』作戦よりそっちで必死です。

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 さすが中学生、前回大会の小学生よりレベルがぐんと上がり白熱した試合も多かったです。

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 優勝したのはPlaya Blanca(その名も白い砂浜、カルタヘナらしい名前のチーム。)、前回大会は抽選会を無断欠席し、減点をくらい、その減点のせいで勝っていたのに逆転負けをくらい1回戦で姿を消したチームでした。

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 今回は抽選会、おれより先に来て待ってた(笑)。

 今回は審判に対する言葉遣いにも言及。コーチや選手の要求にも”por favor” (お願いします)がついてなければ答えませんでした。

 こういった文化はこんな一回の大会で改善されるとは到底思えない。いずれまたやつらは気持ち良くヘルメットを投げるはずだ。罰則がなければ。それがここの文化みたいなもので、人々の体にしみこんでしまっているから。

 でもこういう規律、道具を大事にする、大人に対する言葉遣い、協調性、いろいろなことが野球を通じて学べるということを伝えたかった。

 野球はメジャーリーガーになって大金を稼ぐ手段だけではなく、いろいろなことを学べる教育の場でもあるということに、彼らはあと何百年後に気づくのであろうか(笑)。

 最後に試合運営をサポートしてくれた、カルタヘナの他隊員、わざわざ首都から飛行機に乗って日帰りできていただいた職員の方ありがとうございました。
posted by 魚 at 23:44| Comment(5) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月15日

いろいろなお知らせ

 こんにちは、コロンビアより阪長です。

 さて現在カルタヘナでは第2回コパ・デ・トモを開催中です。この大会は自分主催の大会で道具や審判に対するマナーを学んでもらおうというものでその点に関して特別ルールを採用していますが、第2回となって各チームもだいぶ慣れてきたようです。

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 抽選会は第1回では無断欠席するチームが多数ありましたが、それに対して減点を科したため今回はほぼ全チームが(やや遅れ気味のチームもありましたが)やってきました。

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 今回は審判に対する言葉遣いにも注意しています。子供たちは『アルビトロ、ラ・クエンタ!?』(カウントはいくつだ!)と偉そうに聞くのが一般ですがそれではいかんやろうと。『ラ・クエンタ、ポル・ファヴォール』(カウントはいくつですか、お願いします。)っていわなあかんやろう、と。

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 年齢に関する上下関係のほとんど存在しないコロンビアで普段子供たちが審判をレスペクトしないのにはそういう背景もあるしまた審判のレベルが低いところも要因だと思う。

 しかし野球を通じて大人(審判)をレスペクトする習慣をつけて、それを学ばせることも彼らの教育には必要やと思う。そういう第一歩に自分の大会がなってくれればいいなと思う。

 カテゴリーも1つ上の13・14歳、子供たちのレベルも高く白熱した試合は続き、土曜日の準決勝・決勝はなかなかのものになるんじゃないかと期待しています。どんなドラマが待っているか主催者の自分がワクワクしているということはとりあえずはいい大会になっているのではないかとも思う。

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 2つ目のお知らせ、どうやら本当に任地変更になります。6月2週目よりコロンビア第3の都市カリに移動になりそうです。カルタヘナで1年間やってきてある程度の変化も見えてきました。いい友達も悪い友達(?)もでき非常にさみしい思いはあります。

 しかし現状の野球協会の体制、さらに子供たちを取り巻く環境(文化レベルや教育水準の低さ)を考えるとここカルタヘナで残りの期間を過ごしても伸び白は少ない。むしろ現在海岸地方でのみ発展している野球を主要な都市が点在する内陸都市で広げた方がコロンビア野球全体のためになるし、いい加減なカルタヘナ人がコロンビアの野球を引っ張っているいるようでは今後の発展は望めない。

 コロンビア野球の国としての活発化のためにも内陸のカリ市で活動することが望ましいという総合的判断での任地変更となりました。カルタヘナでの残りの1か月、最後のまとめの活動、指導者たちへのメッセージ作り(ビデオテープに指導要領みたいなのをつくる)をして締めくくりたいと思います。

 3つ目、これ重要です。現在大阪の知人の方々がコロンビア少年野球チームの日本遠征実現をということで事務局設立・ホームページ開設・銀行口座開設・募金活動を開始してくださっています。これはこの秋9月頃にコロンビアの野球少年たちを日本に招待しようというもので、野球を通じて日本でたくさんのことを学んでもらいたい、また日本人にもコロンビアのことをもっと知ってもらいたいという思いからスタートしています。

 私自身が協力隊員として先頭に立って募金活動をすることが制限され、それならばと大阪のみなさんが協力してもらえることになりました。

 HPアドレスは http://www.colombiayakyu.com/ です。

 コロンビアと日本が野球を通じて近づけるよう、ご賛同・ご協力いただければと思います。
posted by 魚 at 00:02| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月01日

任地変更

 みなさん、こんにちは。4月はほとんどブログを書くことができませんでした。5月はがんばります。

 さて、6月からどうやら僕の任地が変わります。行先はコロンビア第3の街カリ市、美人と麻薬とサルサの街でしょうか?人口は約240万人、コロンビア南西部に位置し、熱帯ではありませんが比較的低地で温暖な気候です。

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 実は前々からここカルタヘナの野球協会とはもめていまして・・・、サイン一つするのに3カ月かかる、JICAの活動に理解なし、トップと職員の間に意思疎通なしという状況で活動がなかなか進まないものがありました。おまけに人々は・・・でして。でもここで悪口を書いてもしょうがない。残りの期間をより有意義に過ごすためにまだまだ野球は盛んではないけれどもポテンシャルが高く将来的に希望の持てるカリで指導した方がいいだろうということになりました。

 先週は実際に新たな職場を求め、コロンビア人のつてを頼ってカリ・メデジン・ボゴタの野球を視察に行ってきました。

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 まず訪れたのはカリ。なんと200人の子供たちが僕を待ち受けている・・・、テレビカメラも2台。ただ視察に来ただけなんですけど。それでもカリの人たちの温かい心に触れぜひここで教えたいと思うようになりました。

 メデジンでは山の上に住む最貧層の子供たちが集まるグラウンドへ案内されました。ここでは親が薬中毒になっているなんてざらで、子供たち自身も薬に手を伸ばしているのが現状です。そんな子供たちに少しでも希望をということで毎週2度野球の練習を行っているようです。

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 ここの子供たちは本当に貧しく同じメデジン市内に住みながら、街の中心部まで約50円で行けるのにそれさえできない子供たちが大半でした。大阪市内に住みながら梅田まで出る電車賃がなくて行ったことがないといった感じでしょうか。

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 この地域での指導もおもしろうそうだったんですが、治安が非常に悪くつい先日は少年ギャングの縄張り争いで30人近くが一晩で死亡、さらに僕が訪れた当日にも極右翼ゲリラが現れ3人が死亡、ちょっと活動ができるところではなさそうです。

 最後にボゴタ、ここでも熱烈な歓迎をうけ、ぜひ今日からでもボゴタに住んで指導を始めてほしいと。しかしまだまだチーム数が少ない上に治安に不安を感じる親が平日子供だけを送り迎えなしにグラウンドにやることはむずかしく、平日の練習がほとんど無しという現状を受けて、首都上京時の土日を利用しての指導ということに当分はなりそうです。

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 ボゴタの練習

 可能性として、コロンビア国の野球協会に所属して前半はカリ、後半はボゴタということになる可能性も大いにありますが。

 今回コロンビアの1〜3番目に大きな街のまだまだ盛んではない野球を見て、力は到底カルタヘナに及ばないが一生懸命ボールを追う子供、またその灯りを大切に育てたいと思い指導を続ける現地のコーチに出会うことができとても有意義な時間になりました。

 カルタヘナでの残りの任期を全うし、6月からカリで心機一転頑張りましょう。そうそうカリはサルサの街、踊りも習わねば・・・。
posted by 魚 at 06:22| Comment(10) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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