2009年02月23日

アミーゴの世界

 『アミーゴ(友達)』もしかしたら多くの日本人が唯一知っているスペイン語かもしれない。コロンビアでは『アミーゴだから』というだけでたくさんの問題が解決し、おせっかい過ぎるくらい助けられることも多い。今回もそんなことを痛感しました。

 ボゴタから帰ってきて1週間、COPA DE TOMO(トモカップ)開催に向け動いてみました。大会は3月の土日を利用して4日間。特別ルールとして道具をベンチの外に出しっぱなし、道具を投げる、審判に文句を言った場合は減点、ベンチにゴミを捨て帰る、親がスタンドにゴミを捨てて帰る場合は次回大会参加不可などを採用することを明記した書類をつたないスペイン語で書き、各チームに案内状を配りまわっている最中です。月曜日にあと数チームまわって完了。今回、対象の年代は11〜12歳です。

 最初全16チームあるカルタヘナ市内の8チームくらいの参加が大会運営上ベストと思い、なんとか8チームくらいは集まってくれへんかなと必死に営業(?)、賞品に日本の野球道具なんかつけたくらいにして。でも保守的で現状に満足し新しいことを望まないカルタヘナ人たちなのでそれでも集まってくれるんやろうかと不安も少しありました。

 しかしその不安は各チームを回り始めてすぐに解消。そうです、ここはアミーゴの世界でした。

 『今回、大会を企画したからぜひ参加してほしいんやけど。』というと、あるコーチは即答で『本当か、トモ??参加してほしい??何言ってんだ。当然じゃないか。おれはお前のアミーゴだぞ。参加するに決まってるじゃないか。他のチームのコーチもみんなお前のアミーゴだからきっと参加してくれるぞ。』と、言ってくれ、また別のコーチは『うちはもちろん参加する、この特別ルール最高だ。カルタヘナにはこれが必要だ。ぜひおれの友達のチームで野球協会には登録されてないチームがあるんだけどそこも参加させてやってくれよ。』などと大好評を得てしまい、今では参加希望チームが増えすぎてどうしようかなと。このままやと4日間すべて4試合を行い、このくそ暑いカルタヘナで全試合審判を務めるという無謀なことにもなりかねない。いやはや、今しばらく様子を見るべし・・・。

 そしてアミーゴの世界はさらに横に広がり、『トモ、そんな素晴らしい大会を企画するならぜひラジオで宣伝しようじゃないか。月曜日の午前中おれのアミーゴが番組を持っているんだ。ぜひそこに出演して今回の大会のこと、特別ルールのことも話してくれよ。』と、あれよあれよとラジオ出演にまで話が飛んでしまいました。あ〜、スペイン語の生放送、2度目の挑戦です。

 約1年近くここで活動してきて、やっぱり月日がたてばみんなもだんだん理解してくれるようになってきたんかな。アミーゴの世界でCOPA DE TOMO。3月7日開幕。

 な〜んて返事だけよくて、実際は当日が来るまで何が起こるかわからないカルタヘナですけどね。それもまたここで生きる楽しみ方ということで。
posted by 魚 at 00:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月07日

Copa de Tomo(トモカップ)を開催したい!!

 みなさんこんにちは。2月は風の季節、カリブの強烈な風が吹くカルタヘナです。11月末からもう2ヶ月半一滴も雨が降っていません。干からびそう。

 さてコロンビア全土の野球大会(copa candelaria)は11・12歳の部は我がボリーバル県がなんとかぎりぎりで優勝、僕が指導していた9・10歳の部は強豪アトランティコ県に勝ったもののダークホースのコルドバ県に負け、そのコルドバ・アトランティコに勝ったもう1つのダークホース・スクレ県との優勝決定戦(共に7勝1敗)になりました。体格も技術もパワーも投手力もボリーバル県が上。しかし勝ったのはスクレ県でした。

 たかだかガキんちょたちの野球ですが学ぶものは多かったような気がします。審判団は相当しっかりしたメンバーで判定はかなり公平だったと思います。そして目立ったのがやはり我がボリーバル県のdisciplina(規律・作法)の無さやったなと思っているのは僕だけでしょう。着任したときからここのdisciplinaの欠如はなんとかしたいと思っていましたが、ある意味これがコロンビア全土の、しいては中南米の文化なのなら仕方ないのかもと半ばあきらめかけていた頃でした。しかし野球を始めて間もない首都ボゴタ、弱かったけど最高にかわいかったサンタンデール県の方がはるかにボリーバルよりdisciplinaがある。今大会大健闘のコルドバ県とスクレ県もそう。道具をほったらかしにしたり審判への暴言で一番注意されていたのが我がボリーバル県でした。そら野球の神様も味方してくれへんわなと思っていたのは僕だけで、当のカルタヘナ人は何とも思っていませんが。

 そこでぜひこんな大会を自ら主催してみようかと思っています。その名はトモカップ(Copa de Tomo)です。なんとか日々の巡回指導の中でdisciplinaを伝えようとしているんですがちょっと視点を変えて試合の中でやってみようかなと思います。通常ルールに加え特別ルールを使用、例えば道具を投げたら1点減点とか、審判に野次を飛ばしたら1点減点とか、試合中コーチのおっちゃんがでしゃばって何回もタイムをとって子供に執拗にアドバイスをするので1試合のタイムの数を決めるとか、いろいろ特別ルールの中で勝つだけではなく規律・作法も意識しなければいけない大会にしたいなと思っています。

 これは私の知人で大阪の堺ビッグボーイズという中学生の野球チームで代表をしておられる瀬野竜之介さんが日本でこのような大会を開催されたことにヒントをいただきました。日本ですので試合初めの整列(指導者も含む)がきれいな方に1点、親主導の応援の禁止、ピッチャーはキャッチャーからボールを受け取ったら10秒以内に次の投球をするなどの特別ルールを採用されていたと思います。実際、あるチームの監督が整列に出遅れ相手に1点が与えられ、そのままその試合が1対0で終わった試合があったとか。これを少しコロンビアバージョンというかカルタヘナバージョンにしてやってみたいなと思っています。ただではやってこないので景品に道具をつけたくらいにして。

 なんとか計画・景品の準備・参加チームの募集・その他段取りをして4月までには開催したいなと思っています。今日久しぶりに野球協会に行ったら職員のおっちゃんたちが暇そ〜にしていたのでこの話してみました。

 今日はなんかご機嫌なおっちゃんたち、『いいじゃないかトモ〜、いいアイデアだ。でもお金はどうする??審判呼ぶにも金がいるぞ?』
僕、『いや大丈夫、審判はおれがする。もし他のコロンビアにいる日本人も手伝ってもらえそうなら記録つけとか手伝ってもらってやってみる。心配なのはグラウンドの確保と準備だ。』
計画を立てるときだけいつもやけに調子いいおっちゃんたち、『グラウンドは大丈夫だ、べースもラインも問題ない。この近くの2つのグラウンドはいつでも使っていい。おれたちも手伝うぞ、トモ。無料で手伝うぞ、日本の帽子かTシャツくれるならね、ハッハッハッ。(この辺がまじカルタヘナ人の発言)』
僕、『OK、そしたら近いうちにルールと日程と景品を考えて、書類用意するわ。そしてそれを各チームに持って行って参加チームを募ってみる。』
おっちゃんたち、『景品があったらみん参加するぜ〜、ハッハッハッ〜。』

 よ〜し、ちょっとやってみよう!!コロンビアはリーグ戦ばかりなのであえてトーナメントで、できればまずは8チームくらい、対象は11・12歳のカテゴリーから初めて様子を見ながら第2回、または違うカテゴリーでの大会なんかを開いてみたいなと思います。どうしよう20チームとか応募してきたら・・・、そんなん1人で審判できひんわ。まあその時はその時考えよう、カルタヘナ人のように行き当たりばったりで。

 今回の大会で弱かったけどそんな大会を開いてみようと思わせてくれたボゴタとサンタンデールの子供たちに感謝・感謝。ありがとう。サンタンデールの子供たちはめっちゃ人懐っこくてすぐに仲良くなり、大会中何度も話して子供たちから熱烈ラブコール??『おれたちまだ野球初めて1年も経ってないんだけど、絶対おれたちにも野球を教えに来て。』『いつ来るの?いつ来るの?』って。最終日には『今日おれたちと一緒にバスでサンタンデールに帰ってくれるんでしょう??』って。かわいかったな〜。そしてコーチもすごい熱くていい人たちやった。やっぱコロンビアの内陸の人かしこいし(笑)。行きたいけど、まずはここでもう少し頑張るかな。そのあとに行けたら行こう。彼らの無邪気な笑顔にこたえるためにもまずはここで。

 では、明日から半年に1度の隊員総会で首都ボゴタに上がってきます。飛行機でひとっ飛び、ボゴタは寒いぞ〜。
posted by 魚 at 12:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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