2009年07月09日

日本遠征!!

 『コロンビアの子供たちを日本へ連れて行って、日本の野球を学ばせたいんです。』

 『お〜、やったらええやんけ。日本でできるだけお金集めてみようや。』

 今年の3月頃やったやろうか、この会話でプロジェクトが始まった。

 コロンビアの野球少年に日本で野球を通じて様々なことを学んでほしい、そして日本のみんなにもコロンビアのこともっともっと知って彼らの人生観から何かを学んでほしい。

 それが僕の気持ちです。

 プロジェクトの寄付集めを中心になってしていただいているのは私が日本でいつもお世話になっている方々です。

 京都創成大学野球部監督      小林敬一良さん
 ロサンゼルスドジャーススカウト  小島圭市さん
 プロスペクト(株)代表取締役   瀬野竜之介さん
 青年海外協力隊OG        香川万紀さん
 
 以上4名が発起人になってくださり、和田政宗さんや、明訓野球部同期の長谷川靖に事務局として準備していただいています。また明訓高校の佐藤監督にもアドバイスをいただきながらやっています。

今年の10月頃コロンビアの野球少年たちを日本に連れて行くべくプロジェクトは今まさに進行中。

 コロンビアと言えば、世界有数の貧富の差が激しい国、ゲリラ・麻薬、そして治安も悪い。そんな中彼らは貧しい生活から家族を救うべくアメリカンドリームを夢見て白球を追っている。

 しかし、体格には恵まれているもののコロンビアの野球は、そして文化・教育はまだまだ途上国のそれで、子供たちは持てる力を発揮できていない。特に今いるカリ市の野球が正にそうである。

 そんな子供たちに日本で野球に触れさせたい。日本の文化に触れさせたい。スペイン語を全く話さない日本で言葉の通じない世界で、自ら学び何かを得てもらいたい。

 カリ市に来て早速準備に取り掛かり、先週から選抜チームの練習をスタートさせた。現在週3回プラス土日の週5回彼らと野球をしている。その他の2日はクラブチームの指導で金の卵を探している。

地球の裏側から日本までは安いチケットが買えれば1人20万円。今教えている中の全員はつれていけないが、子供達にはこれを機会に切磋琢磨して共に成長してほしい。

 みなさんの暖かいご支援をいただき募金活動開始から2カ月弱で110万円を突破しました。今までに寄付いただいた方々本当にありがとうございました。

 ここの子供たちは確実に変わってきていると思う。練習に向かう姿勢、目が変わってきた。練習時間を守れるようになってきた、ゴミをグラウンドに捨てなくなってきた、グラウンド内を歩かなくなってきた、道具を大事に扱うようになってきた。当たり前のことが当たり前にできるようになってくると、練習にも集中できるようになってきた。そしてみんな一歩ずつ成長できていると思う。

 成長していく子供たちに接するからこそ、一人でも多くの子供たちを日本に連れて行きたい。大阪の知人を中心に8月20日ころまで寄付集めを続けていただく予定。

 みなさんのお気持ちお待ちしています。

コロンビア少年野球プロジェクトURLhttp://www.colombiayakyu.com/

 最後に余談だが、練習終了後、最近ダンス教室に通い始めた。カリはサルサの本場やしいろんな種類の中南米の踊りが学べる。しかし練習後、はやめに夕食をとり、2時間踊って帰ってくると、寝る頃にお腹がすいてどうしようもない。現在夜中の2時半過ぎ。こんな時間に日記を書いているのはお腹がすいて眠れないから。コロンビアには日本のようにコンビニはないし、まずあってもカリで夜中2時半に一人で出歩くなんて自殺行為。こんな時つくづく日本はいいなと思う。

 写真を撮ろうとカメラを持って球場に行くも、練習に熱中しついつい取り忘れる日々です。近いうちに載せます。

 今回日本の知人を中心に寄付集めをしていただいてコロンビア側を招待していただくという形でやっています。この企画に賛否両論あろうかと思いますが、何よりコロンビアの野球少年のためにも暖かく応援していただければと思います。
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2009年06月22日

新たなスタート

 カルタヘナでの1年2か月の活動を先週終え、今週よりコロンビア第3の都市人口240万人のカリ市で野球指導をスタートしました。カルタヘナはコロンビアでも野球の一番盛んなところ、カリはまだまだ野球が盛んでない街です。

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 この任地変更には大きな意味が二つありました。ネガティブ面から言うとカルタヘナ人の適当さ。カリブの街は人もいい加減、仕事しようにもなかなかできない、このまま残り9か月を過ごしてこれ以上意味があるのかということ。ポジティブ面からいうとまだまだカリブの地方スポーツである野球を内陸の大都市で活性化させることで野球をコロンビア全土のスポーツにしたい。そのためには身体能力も高く他のスポーツも盛んな大都市カリで野球を盛り上げるのが一番ではないのかということ。この2点から任地変更を決意することになりました。

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 カルタヘナでの最後の1週間はバタバタ。最後の仕事に追われました。まずはビデオ作り。僕が去った後もカルタヘナ人が僕の意思を受け継いでくれるように1時間以上にわたる野球教材DVDを作成。カルタヘナ人の行動をまねしたりしておもしろおかしく作り、無料配布ではなく、その後彼らが自らの意思で見るように有料販売にしました。売れ行きも好調、DVDをみたコーチたちも大絶賛(笑)。

 ヘルメットには彼らがこれ以上道具を粗末に扱わないように各チームをおとずれ『no tiren』(投げるな!)の文字を張り付けてきました。さらに日本からのテレビ撮影、約1週間密着で野球から私生活まで撮影。この放送が7月予定なので放送日が近づいたらまたブログに詳細アップします。

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 カルタヘナの空港にてコーチと日本語を教えてた子供たち。またカルタヘナに来るから絶対会おうな!!と。

 その後首都ボゴタで5日ほど待機し、木曜日よりカリに赴任。まだ家探し中(コロンビア隊員は治安の問題上必ずコロンビア人家庭にホームスティしなければならない。)で現在はアルゼンチン人とホテルの相部屋生活中。

 とりあえず各チームの練習見学、選抜チームの練習見学、試合見学をして来週から本格始動の予定です。カリの子供たちは太平洋側の黒人の血が混ざっているため体系・身体能力ともに高いものを持っているように思います。しかし野球はまだまだ歴史が浅くカルタヘナよりだいぶ弱い。しかし彼らはきっと明るい将来を持っている、そう期待を抱かせるような子供たちが多いように思います。

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 目玉は今秋実施予定の日本遠征http://www.colombiayakyu.com/(詳細は次回ブログにて)、この遠征に向けた練習も7月初めには開始予定です。

 充実した活動を送るためにもまずは家探し、最近はコロンビアも少々治安が悪化傾向でカリ市内で今年2度の爆弾テロ、つい先週は首都ボゴタで日本人が銃撃されるなどの事件が起きているので気を引き締めて過ごしていきたいなと思っています。

 カリ市はサルサの踊りと美人と麻薬の街。麻薬には気をつけなければいけませんが残り9か月楽しく生活していきたいなと思っています。ビバ・カリ!!

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2009年05月22日

第2回 コパ・デ・トモ終了

 5月のカルタヘナはとりわけ暑い。そんなカルタヘナをもっと熱くしたくて第2回コパ・デ・トモ開催。

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 この大会の目的は“buscar disciplina en los atretas menores para una formación integral”野球を通じて青少年に規律を学んでもらい、人生の生き方を習得する(壮大です)。

 3月に開催した第1回の中学生バージョンで、ルールは日本人にとっては簡単。道具を投げない、審判に文句を言わない、組み合わせ抽選会に無断欠席しない。それらに対しては減点。

 しかしこれがコロンビア人たちにとっては普段当たり前の行動だから大変なんですよ。第1回大会ではスコンスコン気持ちいいくらいヘルメットが飛び、多くのチームが抽選会を無断欠席。

 おかげで優勝したのは対して強くないけど相手の減点でどんどん勝ち進んだチームでした。

 しかし2回目ともなるとコーチたちもわかっています。しつこいくらいに『抽選会はいつどこで何時だ』ときいてくる。

 試合前のミーティング『絶対ヘルメット投げたらだめだぞ!!』作戦よりそっちで必死です。

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 さすが中学生、前回大会の小学生よりレベルがぐんと上がり白熱した試合も多かったです。

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 優勝したのはPlaya Blanca(その名も白い砂浜、カルタヘナらしい名前のチーム。)、前回大会は抽選会を無断欠席し、減点をくらい、その減点のせいで勝っていたのに逆転負けをくらい1回戦で姿を消したチームでした。

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 今回は抽選会、おれより先に来て待ってた(笑)。

 今回は審判に対する言葉遣いにも言及。コーチや選手の要求にも”por favor” (お願いします)がついてなければ答えませんでした。

 こういった文化はこんな一回の大会で改善されるとは到底思えない。いずれまたやつらは気持ち良くヘルメットを投げるはずだ。罰則がなければ。それがここの文化みたいなもので、人々の体にしみこんでしまっているから。

 でもこういう規律、道具を大事にする、大人に対する言葉遣い、協調性、いろいろなことが野球を通じて学べるということを伝えたかった。

 野球はメジャーリーガーになって大金を稼ぐ手段だけではなく、いろいろなことを学べる教育の場でもあるということに、彼らはあと何百年後に気づくのであろうか(笑)。

 最後に試合運営サポートしてくれた、カルタヘナの他隊員、わざわざ首都から飛行機に乗って日帰りできていただいた職員の方ありがとうございました。
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2009年05月15日

いろいろなお知らせ

 こんにちは、コロンビアより阪長です。

 さて現在カルタヘナでは第2回コパ・デ・トモを開催中です。この大会は自分主催の大会で道具や審判に対するマナーを学んでもらおうというものでその点に関して特別ルールを採用していますが、第2回となって各チームもだいぶ慣れてきたようです。

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 抽選会は第1回では無断欠席するチームが多数ありましたが、それに対して減点を科したため今回はほぼ全チームが(やや遅れ気味のチームもありましたが)やってきました。

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 今回は審判に対する言葉遣いにも注意しています。子供たちは『アルビトロ、ラ・クエンタ!?』(カウントはいくつだ!)と偉そうに聞くのが一般ですがそれではいかんやろうと。『ラ・クエンタ、ポル・ファヴォール』(カウントはいくつですか、お願いします。)っていわなあかんやろう、と。

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 年齢に関する上下関係のほとんど存在しないコロンビアで普段子供たちが審判をレスペクトしないのにはそういう背景もあるしまた審判のレベルが低いところも要因だと思う。

 しかし野球を通じて大人(審判)をレスペクトする習慣をつけて、それを学ばせることも彼らの教育には必要やと思う。そういう第一歩に自分の大会がなってくれればいいなと思う。

 カテゴリーも1つ上の13・14歳、子供たちのレベルも高く白熱した試合は続き、土曜日の準決勝・決勝はなかなかのものになるんじゃないかと期待しています。どんなドラマが待っているか主催者の自分がワクワクしているということはとりあえずはいい大会になっているのではないかとも思う。

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 2つ目のお知らせ、どうやら本当に任地変更になります。6月2週目よりコロンビア第3の都市カリに移動になりそうです。カルタヘナで1年間やってきてある程度の変化も見えてきました。いい友達も悪い友達(?)もでき非常にさみしい思いはあります。

 しかし現状の野球協会の体制、さらに子供たちを取り巻く環境(文化レベルや教育水準の低さ)を考えるとここカルタヘナで残りの期間を過ごしても伸び白は少ない。むしろ現在海岸地方でのみ発展している野球を主要な都市が点在する内陸都市で広げた方がコロンビア野球全体のためになるし、いい加減なカルタヘナ人がコロンビアの野球を引っ張っているいるようでは今後の発展は望めない。

 コロンビア野球の国としての活発化のためにも内陸のカリ市で活動することが望ましいという総合的判断での任地変更となりました。カルタヘナでの残りの1か月、最後のまとめの活動、指導者たちへのメッセージ作り(ビデオテープに指導要領みたいなのをつくる)をして締めくくりたいと思います。

 3つ目、これ重要です。現在大阪の知人の方々がコロンビア少年野球チームの日本遠征実現をということで事務局設立・ホームページ開設・銀行口座開設・募金活動を開始してくださっています。これはこの秋9月頃にコロンビアの野球少年たちを日本に招待しようというもので、野球を通じて日本でたくさんのことを学んでもらいたい、また日本人にもコロンビアのことをもっと知ってもらいたいという思いからスタートしています。

 私自身が協力隊員として先頭に立って募金活動をすることが制限され、それならばと大阪のみなさんが協力してもらえることになりました。

 HPアドレスは http://www.colombiayakyu.com/ です。

 コロンビアと日本が野球を通じて近づけるよう、ご賛同・ご協力いただければと思います。
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2009年05月01日

任地変更

 みなさん、こんにちは。4月はほとんどブログを書くことができませんでした。5月はがんばります。

 さて、6月からどうやら僕の任地が変わります。行先はコロンビア第3の街カリ市、美人と麻薬とサルサの街でしょうか?人口は約240万人、コロンビア南西部に位置し、熱帯ではありませんが比較的低地で温暖な気候です。

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 実は前々からここカルタヘナの野球協会とはもめていまして・・・、サイン一つするのに3カ月かかる、JICAの活動に理解なし、トップと職員の間に意思疎通なしという状況で活動がなかなか進まないものがありました。おまけに人々は・・・でして。でもここで悪口を書いてもしょうがない。残りの期間をより有意義に過ごすためにまだまだ野球は盛んではないけれどもポテンシャルが高く将来的に希望の持てるカリで指導した方がいいだろうということになりました。

 先週は実際に新たな職場を求め、コロンビア人のつてを頼ってカリ・メデジン・ボゴタの野球を視察に行ってきました。

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 まず訪れたのはカリ。なんと200人の子供たちが僕を待ち受けている・・・、テレビカメラも2台。ただ視察に来ただけなんですけど。それでもカリの人たちの温かい心に触れぜひここで教えたいと思うようになりました。

 メデジンでは山の上に住む最貧層の子供たちが集まるグラウンドへ案内されました。ここでは親が薬中毒になっているなんてざらで、子供たち自身も薬に手を伸ばしているのが現状です。そんな子供たちに少しでも希望をということで毎週2度野球の練習を行っているようです。

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 ここの子供たちは本当に貧しく同じメデジン市内に住みながら、街の中心部まで約50円で行けるのにそれさえできない子供たちが大半でした。大阪市内に住みながら梅田まで出る電車賃がなくて行ったことがないといった感じでしょうか。

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 この地域での指導もおもしろうそうだったんですが、治安が非常に悪くつい先日は少年ギャングの縄張り争いで30人近くが一晩で死亡、さらに僕が訪れた当日にも極右翼ゲリラが現れ3人が死亡、ちょっと活動ができるところではなさそうです。

 最後にボゴタ、ここでも熱烈な歓迎をうけ、ぜひ今日からでもボゴタに住んで指導を始めてほしいと。しかしまだまだチーム数が少ない上に治安に不安を感じる親が平日子供だけを送り迎えなしにグラウンドにやることはむずかしく、平日の練習がほとんど無しという現状を受けて、首都上京時の土日を利用しての指導ということに当分はなりそうです。

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 ボゴタの練習

 可能性として、コロンビア国の野球協会に所属して前半はカリ、後半はボゴタということになる可能性も大いにありますが。

 今回コロンビアの1〜3番目に大きな街のまだまだ盛んではない野球を見て、力は到底カルタヘナに及ばないが一生懸命ボールを追う子供、またその灯りを大切に育てたいと思い指導を続ける現地のコーチに出会うことができとても有意義な時間になりました。

 カルタヘナでの残りの任期を全うし、6月からカリで心機一転頑張りましょう。そうそうカリはサルサの街、踊りも習わねば・・・。
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2009年04月19日

コロンビアで職探し(笑)??


 みなさん御無沙汰しています。ブラジルに10日間行ってきました。広大な自然とともに暮らすエネルギーあふれる人たちの生活に触れることができ元気をもらって帰ってくることができました。

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 イグアスの滝の大迫力と

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 小さな滝に無謀にも突っ込むボートツアー

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 壮大な景色に

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 きれいなビーチ

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 本場のサッカーの熱狂

 でも、帰ってきてなぜか一番心に残っているのは現地であった日系人の人たちかもしれない。

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 イグアスでサンパウロから来たというたくさんの日系人の観光客と話をした。みんな顔は日本人、でも人によっては日本語が片言くらいしか話せない、日本に行ったことがない人もかなりいると思う。彼らは地球の裏側で力強く生きている。

 小さな町で揚げパンを売っている日系人のおじさんにあった。彼は全く日本語を話さなかった。でも、路地裏の人気のないところで売っているにもかかわらず、来るわ来るわ、どこからともなく人が集まりおじさんの揚げパンをほおばる。なんとバイクに2人乗りでわざわざかけつける客も。

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 自分も食べてみた。特別変わった味というわけではない。でもひっきりなしに客は来る。こんな路地裏に。日本人の顔を持ちながら、地球の裏側ブラジルでなんの力みもなく、パンを売りさばく一人の日系ブラジル人のおじさんに感動。

 楽しかった日々はあっという間にすぎコロンビアに帰国。コロンビアに帰ってきてほっとしている自分に驚きつつ、好評やったコパ・デ・トモの第2回を開催しようと思ったら、野球協会から茶々が入る。

 『コパ・デ・トモに前回の会長選挙で反対側に投票したチームは呼ぶな、呼ぶなら協会は手伝わん』とか言い出すし、賞品を出すための経費をJICAに出してもらおうと思って必要な書類を用意してあとサインだけするように言っておいたのに1カ月たってやってない。サインだけすればJICAにお金をだしてくれるのにそれさえしない。意味不明。アディオス。

 なのでコパ・デ・トモは5月まで延期して、コロンビアの他の県で野球の仕事がないか職探しにいくことにしました。他の県で自分をもっと必要としてくれるところがあるならそっちに移籍してもいい。まあここの新会長とも話をしてないので移籍するかどうかは別にして他の県の野球を見に行ってきます。

 日本に帰ったら不況で仕事がなかなか見つけられないかもしれないのでその練習としてコロンビアで職探しでもしてみます。では。

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2009年03月28日

WBC優勝よりうれしかった試合中のできごと

 みなさん、こんにちは。相変わらずのコロンビアから1年ぶりに脱出しブラジル逃亡間近の阪長です。

 さて日本ではさぞかしうるさかったでしょうWBC中継。激闘(?)の延長戦の末、日本の連覇が達成されましたね。まああの日の両チームの調子を見たら10対2くらいで日本が勝っていてもおかしくありませんでしたが、さすがは見せる監督ですね、わざと延長戦に持ち込むとは・・・なかなかやりますね。

 コロンビアでもESPNデポルテというスペイン語版のスポーツ専門チャンネルで生放送されていてコロンビア時間で夜中2時の試合終了まで僕も見ていました。たぶんこの番組は中南米全土に放送されていたのでしょう。

 その放送の中でこんなうれしいリポートがありました。あれは確かまだ試合がどっちに転ぶかわからない展開だった8回頃。投手交代の間に日本のベンチがうつされました。その日本ベンチのすぐそばからリポーターがこんなことを話し始めました。

 『みなさん、これが日本のベンチです。なんてきれいなんでしょう。足元にはゴミ一つ落ちていない、バットやヘルメットもきちんと所定の位置に並べられている。飲み物のコップもきちんと片づけられている。アメリカや中南米のチームのベンチはゴミとひまわりの種で散らかっているのにこの違いは何なのでしょう?そうですこれが彼らの文化なんです。ゴミを足元に捨てない、道具を並べる、それが当たり前に行われている。それが日本をはじめとするアジアの素晴らしい文化であり教育であり規律正しさなのです。グラウンドでバットやヘルメットを投げるアジアの選手がこのWBCでは一人もいません。そしてその規律正しいアジアの2カ国が決勝まで勝ち進んできたのです。』と。

 うれしかったな〜、これ聞いた時もう優勝はどっちでもいいかなって思った。

 アメリカや中南米の野球はそんなアジアでは当たり前のことができないんです。大リーグの中継を見てもベンチはほんまに足の踏み場もないくらいゴミだらけ。ようイチローもこんな汚いベンチでやる気がわいてくるわと思うくらいぞっとする。そしてそのアメリカの影響をもろに受けるコロンビアでもそう。

 日本優勝以降知り合いのコロンビア人みんなにおめでとうと言ってもらいました。そして彼らが口をそろえて言うのは『野球はパワーでも体格でもないことに改めて気付いた。日本のように細くてパワーがなくても2連覇するくらい本当に強くなれるんだな。ようするに誰でも努力すれば勝てるということだ。』『日本のベンチがリポートでうつされていたな。トモがいつもおれたちに言っていることだ。あれが当たり前なんだと気付いたよ。』と。

 そして僕はいつものように何気なくグラウンドを去る時、帽子をとりグラウンドに一礼してから出る。それを見つけたコーチが周りの人に言う。『見たか、今のトモの行動。ちゃんとグラウンドに挨拶して出ていく。グラウンドがなければ野球ができない、だから彼はグラウンドに対して感謝の気持ちをこめて頭を下げるんだ。』

 1年間言い続けてきたこととWBCで日本の野球が放送されたことでみんな少しずつ気づいてきてくれてるのかもしれない。

 4年後、参加国が24チームに増える可能性もあるときいている。そうなればニカラグア、エクアドルらとともにコロンビアも出場する可能性は大いにあると思う。コロンビアのみなさん、次はあなたたちの番ですよ。
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2009年03月21日

運をつかんでこそ優勝できる


 先週金曜日から日曜日までの3日間で、コパ・デ・トモ準々決勝から決勝までの7試合を一気に終えました。

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 これほんまに小学生か?と思えるようなレベルの高い試合もあり、敗退して去って行ったチームから素晴らしい大会に参加させてくれてありがとう、次いつ開催してくれるんだ?なんて声をかけてもらいコロンビアでは珍しくすがすがしく野球ができました。

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 しっかり打てよ〜。。。

 トーナメントを勝ち上がり優勝したのはハビエル・ロメーロというチーム。このチームよく指導に行くチームですが今回、大いに特別ルールを利用しての優勝でした。

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 ハビエル・ロメーロの子供たち

 全4試合のうち通常ルールなら2勝2敗のところ、その1回戦と準決勝の2敗を相手の減点により逆転勝ち、決勝は優勝候補を見事に倒しての優勝でした。でも一番規律を守っていたからこその優勝。特別ルールの価値が大いに発揮されました。

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 優勝監督

 文句も出ました。抽選会に無断欠席したくらいで全試合2点減点は重すぎると。相当文句を言われたけど、何を言っている??約束を守れないあなたがた大人が悪い。その減点2点で逆転負けをしておれに文句を言うくらいなら試合に勝っていたのに指導者が約束を守れないがために敗退してかわいそうな子供たちにあやまりなさい。

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 同点の場合は罰則減点の多いチームが負けというルールで準決勝で敗退したハイロ・カルドッソというチーム。文句を言うコーチ。今更あがいても覆りません。

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 ちゃんとここにルール書いてあるでしょう・・・。それでも自分に都合の悪いことは納得しないコロンビア人。

 大会が進むにつれて道具を投げたりする場面も少なくなり、少しは彼らの体の中にも伝えたかったことがしみわたったやろうか。

 今大会を通じて改めて思った。『コロンビア人の子供たちの野球の能力は相当高い。』と。

 近いうちに違う年代で第2回のコパ・デ・トモを開催しようと日程調整をする日々であります。


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 準優勝のファルコン。優勝すると思ったけどな・・・。


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 大健闘のベスト4入り、カンペストレ。バランスのとれたいいチーム。

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 最後になぜか昼休み中に球場に激突してた車(笑)。意味不明。直線道路やのに。

 
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 これにて第一回コパ・デ・トモ閉幕!!
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2009年03月11日

コパ・デ・トモ 大いに価値あり!!

 みなさん、こんにちは。こないだの土曜日からトモカップ(コパ・デ・トモ)を開催しています。土日で16チーム全てが1回戦を戦いました。

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 この大会を自ら開催しようと思ったのはコロンビアの野球に足りないところをコロンビア人自身に気づいてほしいと思ったからです。

 試合では道具を投げ、審判に文句を言い、試合後は選手とその父兄のマナーの悪さでベンチもスタンドもゴミだらけ。それがいつものコロンビア野球です。

 これが普段↓↓
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 今回はこれに罰則を与えました。道具を投げる・審判に文句を言う、これに対しては減点1点、ごみを捨てて帰るチームには次回大会参加不可、大会の会議・抽選会に無断欠席したチームには全試合2点減点という内容です。

 つたないスペイン語で大会の段取りをし、開幕前日の夕方にやっと試合で使えるベースを確保し終えて土曜日の開幕を迎えました。

 結果は大いに価値あり!!まず普段は試合後ゴミだらけのベンチ・スタンドが本当にきれい!!ゴミ箱を用意しておいたらみんなそこに捨てて帰る。日本では当たり前のことができなかったコロンビア、でもやればできるんやん!!

 これが今回↓↓
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 そして試合は第1試合から白熱した接戦。試合には勝っていたのに減点ルールで強豪チームが敗退していきました。
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 スタンドからはバッターがアウトになる度に『No tires casco(ヘルメットを投げるな)!』という声が響き渡り、指導者は毎回バッターのところまで駆け寄ってヘルメットを受け取る(やりすぎ、笑)。そのおかげで子供たちが道具を投げ減点になることは少なかったが意外と多かったのは指導者がヘルメットを投げチームに減点が与えられること。自ら投げてしまい僕から減点が与えられたコーチはバツの悪そうな顔してベンチで小さくなっていました。

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(子供たちの野球を見守る大人たち。いつもよりおとなしい。)


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 (スタンドにも『ゴミを捨てるな!審判にヤジを飛ばすな!規律とともに野球を見よう!』の看板を貼り付け。)

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 (試合前のミーティング。監督が『絶対ヘルメット投げんなよ!!』)


 何よりもうれしかったのがきれいなベンチ・スタンド・グラウンドで気持ち良く野球をして、みんないい笑顔で帰って行ってくれたこと。
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 そして周りの観客たちに『素晴らしい大会を開いてくれてありがとう。我々コロンビア人に足りないものが何なのか気付かせてもらったよ。』と感謝の気持ちを述べてもらったこと。

 炎天下の中、土日で合計8試合。たった1人で全試合審判をして倒れそうになったけど、それを全力で支えてくれたカルタヘナにいる他の3人の協力隊員にも感謝・感謝。
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 今週金曜日から日曜日まで、3日間で準々決勝・準決勝・決勝と行う予定。これからは強いチーム同士の対戦が多くなる。たくさんのことをお互いに学べる3日間にしたい。体は疲れているが今から週末が待ち遠しい。

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2009年03月01日

まずは大人の教育から

 先週は月曜から土曜日まで全日程ラジオでしゃべってきました。自ら企画する大会宣伝に。ラジオなんて言うても適当なもんで、知り合いの知り合いのところに行って、これしゃべらして〜って言うて、打ち合わせもなくしゃべって、それええやんけ〜って言われて。なんとも適当。

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 生放送なのにあり得ないことが連発。キャスターは友達から電話がかかってきて放送中やのにその電話に出て『今、おれラジオでしゃべってるからまたかけるわ〜。』そしてマイクに向かって、『友達の○○から電話がかかってきたよ〜。』な〜んて。ありえん。ある日はしゃべってる途中で停電。結局番組中止。ありえん。そして最後にはいつも、『ここはお前の家みたいなもんだからいつでも来てしゃべりたいときはしゃべっていいよ。』って。まあ適当なもんです。それでも聞いてる人はいるもんで、何人にも『今日のラジオ聞いたぜ〜、規律・協調性を重視するいい企画だ。気に入ったよ、その大会。これからカルタヘナの野球がトモのお陰で変わってくるぞ〜。』なんて、うれしい声も聞きました。

 さて、コパ・デ・トモ(トモカップ)、大反響で結局8チームくらいの予定が16チーム参加してくれた。野球協会からの助言、『公平にやるために組み合わせ抽選会をしよう。』ということで金曜日の午後5時半から注意事項・ミーティングも兼ねて組み合わせ抽選会をしました。

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 前日までに全チームに『5時半からの会議にチームから誰でもいいので1人は出席するように。』と伝えた。しかし当日きちんとやってきたのは7チームのみ。こなかったうちの3チームは事前に連絡が来て『チーム全体の会議やらで誰もいけないのでかわりにくじを引いてほしい。』と言われていたのでそのチームはよし。しかし残りの6チームは無断欠席。30分待ってもこないので電話をする。3チーム応答なし。残りの3チームは『忘れてた。』『○○を送ったのについてないのか??(たぶん嘘)』そして『練習中だからいけない。(そんなん前からわかっとるやろうが、コーチじゃなくても誰でもいいから1人こいいうてんのに)』とまあさんざんです。

 今回の大会は子供たちの規律・教育のための野球大会。そのための特別ルールも採用してある。なのに大人(指導者)が約束を果たせない。会議に出席できないことへの連絡さえできない。それで子供の見本となれるのか?子供を指導できるのか?まずは大人が変わらなくてはいけない。

 野球協会と集まったチームからは規律を重んじる大会なんだからそんな約束を守れないやつらは参加させるなという厳しい声が。しかしこれは大人たちに責任があるのであって子供たちには責任がないということを彼らに伝え、全チーム参加の許可はする。

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 しかし無断欠席した6チームには罰則を与えよう。6チームは全試合マイナス3点または2点から試合を開始。それを親・子供・指導者の前で試合前に伝える。『指導者に会議の日程を伝えたものの無断で欠席をした。そういう約束を果たせないチームには申し訳ないが罰則を与える。大人たちのせいで子供たちが迷惑をうける。まずは大人が約束を守ること。それが教育の第一歩だ。』

 今回の大会の意義をものすごく理解してくれている人もいる。それだけでも企画した甲斐がある。マイナス面はあまり気にせず足し算・足し算の思考回路で1週間後の開幕を目指そう。

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